設立趣旨

「自考・自行、共助・共創」のまちづくりの精神をもって、地域住民自ら与布土地域の将来像(将来目標)を考え、その実現に向けて地域住民が一体となって取り組み、いつまでも安全・安心な住みやすい与布土づくり、そして、元気で魅力ある与布土づくりを目指します。

設立の背景

深刻な少子高齢化

与布土地域は、世帯数約500世帯、人口約1200人の小さな農村地域であり、10集落で構成されています。現在「限界集落」(65歳以上の人口が50%を超える集落)が1集落、「準限界集落」(55歳以上の人口が50%を超える集落)が4集落(限界集落の1集落を除く)あり、少子高齢化が非常に深刻になっています。

少子高齢化がもたらす地域課題

高齢化により、特に農業集落においては農業経営の不振もあって農業後継者の減少により耕作放棄地が目立ち始め、また、子供会の運営など集落単位の活動・維持が困難になる集落や高齢化世帯の増加による集落機能の低下が懸念される集落が増加しつつあります。

子どもたちに誇れる与布土を残そう!

そんな状況に対応するため、平成19年1月に地域自治協議会設立に向け、地域住民を募り地域課題などをテーマに話し合う座談会を開催しました。そして、地域住民の一人ひとりが地域の一員として地域に関心をもちながら、自分たちの手で自分たちのまちを「いつまでも安全安心で住み続けることができるまち」に、そして、「元気で魅力あるまち」にすることを確認し、平成19年6月17日に、様々な地域課題を自らで解決する「与布土地域自治協議会」を設立しました。

役員体制(令和2年度)

会 長 岡 和彦
副会長 谷村 幸雄
副会長 木村 圭介
副会長 垣尾 大輔

協議会組織

協議会は、協議会の総括や運営を行う「運営委員会」と、様々な活動を展開するために6つの「事業部会」を置いています。6つの事業部会の活動内容等は、次のとおりです。

かえるの郷部会

与布土の自然を学び、体験し、それらを次世代につなぐ活動を行っています。

ごくらくの郷部会

「よふど温泉」の周辺整備を行うなど、与布土地域の観光資源として「よふど温泉」を地域で盛り上げる活動を行っています。

みのりの郷部会

集落営農などへの取り組みについて研究し、耕作放棄地の減少や農地等の有効活用により農地環境の維持につとめています。また、地域の農作物を使った特産品の開発や販売などを行っています。

はぐくみの郷部会

地域のみんなで地域の子どもたちを見守り育てていく活動と、伝統文化・郷土歴史などの継承を行っています。

すみやすい郷部会

子どもや高齢者が安全な環境で安心して生活できるよう、地域ができる取組みについて研究・実践活動を行っています。

つながりの郷部会

地域住民相互の交流イベントを行ったり、講座や勉強会の開催などを行っています。

広報委員会

各部会から委員を募り、「広報委員会」を設置し、与布土地域自治協議会の広報誌「よふど通信」の発行や、ホームページの作成を行っています。

よふど百笑村

地産地消や都市農村交流活動を中心とし、与布土地域の元気な農業の復活を目指し与布土地域自治協議会のプロジェクトチームとして平成20年7月に設立。農林水産省の農山漁村地域力発掘支援モデル事業の助成を受けながら、活動を展開し、地域自治協議会の自主財源の確保に取組み、地域の自立を目指しています。